洋楽アーティストの人気曲を紹介シリーズ。今回は日本でも大人気バンド、「Maroon 5(マルーン 5)」を紹介します。
私がMaroon 5を知ったのは高校時代。当時はハマってかなり聴いていました。もちろん最近の楽曲も好きです。
デビューから20年以上たった今も現役バリバリで、2025年8月には8枚目のアルバム『Love Is Like』をリリース。同年2月には東京ドーム3days公演も大成功させています。
私がこれまで聴いてきたMaroon 5の曲の中からオススメの曲をピックアップしていきます。あまり洋楽を聴かないような人でも、いくつかは知っている曲があるかと思います。
Maroon 5(マルーン5)とは?
Kara’s FlowersからMaroon 5へ
結成時(1994年)は4人組で「Kara’s Flowers(カーラズ・フラワーズ)」というバンド名でしたが、5人編成になり2001年に「Maroon 5」として再スタートします。
ロサンゼルスの高校の同級生同士で結成され、1997年にはメジャーレーベルからアルバム『The Fourth World』をリリース。しかし売上は約5,000枚にとどまり、わずか半年で契約を打ち切られています。メンバーはいったんそれぞれ大学へ進学しました。
転機は2001年。ギタリストのジェームス・ヴァレンタインを新たに迎えて5人編成になり、バンド名も改めて再出発します。この編成でR&Bやファンクの要素を取り込んだことが、のちの世界的な成功につながりました。
ちなみにMaroon 5という名前の由来はトップシークレットで、メンバー以外で知っている人はほとんどいないそうです。
メンバー
| ボーカル・ギター | アダム・レヴィーン |
| ギター | ジェームス・ヴァレンタイン |
| キーボード・ギター | ジェシー・カーマイケル |
| ドラム | マット・フリン |
| キーボード | PJ・モートン(2012年参加・2014年加入) |
| ベース | サム・ファラー(2016年加入・2020年からベース) |
| 元メンバー(ドラム) | ライアン・デューシック(2006年脱退) |
| 元メンバー(ベース) | ミッキー・マデン(2020年に活動休止・脱退) |
結成メンバーのベーシスト、ミッキー・マデンは2020年に活動を離れ、以降はサム・ファラーが正式にベースを担当しています。ドラムのライアン・デューシックは、ツアーによる肩と手首の故障のため2006年に脱退しました。
数字で見るMaroon 5
全世界での総売上は1億3,500万枚以上。グラミー賞は2005年の最優秀新人賞を含む3度の受賞を果たしています。
2019年2月3日にはスーパーボウルLIIIのハーフタイムショーに出演。2023年3月から2025年3月にかけては、ラスベガスのDolby Liveで全40公演のレジデンシー公演も行いました。
日本にもファンが多い、人気アーティストです。
来日した時はチケットが即完売でした。
Maroon 5のおすすめ曲・アルバム
それでは、デビューアルバムから順番におすすめの曲を紹介していきます。
1st Album『Songs About Jane』(2002年)
Maroon5としてのデビューアルバム、『Songs About Jane』。発売からと~っても長い期間をかけてジワリジワリと売り上げを伸ばし、最終的にはめちゃめちゃ大ヒットを記録した名盤です。とても爽やかで、洋楽初心者でも聴きやすい曲調で、多くのファンを虜にしました。
実際、2002年のリリース直後はまったく売れず、ビルボード200で6位まで上がったのは2年後の2004年のこと。この粘り勝ちがあってこそ、2005年のグラミー最優秀新人賞につながりました。
このアルバムなくして、彼らを語ることはできません。
『This Love』
世界的にMaroon5の名を知らしめた曲。この曲でMaroon5を知ったという人も多いのではないでしょうか。キャッチーで耳に残るメロディ。この曲がジワジワと世に広まり、長い期間をかけてアルバム『Songs About Jane』は大ヒットします。ビルボードHot 100では最高5位を記録しました。
この曲はボーカルのアダム・レヴィーンの恋愛経験を元に作られたそうです。
『She Will Be Loved』
個人的には一番好きな曲です。Maroon5のヒット曲はポップで爽やかな曲調が多いですが、この曲には何とも言えない切ない雰囲気があります。そして、アダムの持ち味である甘い歌声が存分に発揮された曲でもあります。
アダムが彼女の母とイケナイ関係になってしまうミュージックビデオがとても印象的。こちらもHot 100で最高5位のヒットとなりました。
『Sunday Morning』
日本ではテレビCMに起用され、かなり有名な曲です。映画『ラブ・アクチュアリー』のサウンドトラックにも収録されています。爽やかな曲調で、まさに日曜の朝に優雅な一時を過ごしにはピッタリの曲。
まあ、私は日曜の朝ほとんど寝てるんですけどね。
収録曲
- Harder To Breathe
- This Love
- Shiver
- She Will Be Loved
- Tangled
- The Sun
- Must Get Out
- Sunday Morning
- Secret
- Through With You
- Not Coming Home
- Sweetest Goodbye
2nd Album『It Won’t Be Soon Before Long』(2007年)
他のアルバムと比べると割と地味な印象が否めない気がしますが、このアルバムにもおすすめの楽曲がいくつかあるので紹介しておきます。
とはいえチャート面では大成功で、2007年5月のリリースでバンド初のビルボード200・1位を獲得しています。
『Makes Me Wonder』
セカンドアルバムから最初にシングルカットされた曲です。ビルボードではNo.1を記録したポップチューンです。
しかもこの曲、64位から一気に1位へジャンプするという、当時のビルボード史上最大の上昇幅を記録しています。
『Won’t Go Home Without You』
個人的にはセカンドアルバムでは、これが一番好きな曲。
グラミー賞の「Best Pop Performance by a Duo or Group with Vocals」にノミネートされました。(受賞したのはColdplay)
うん、やっぱりセカンドアルバムはちょっと地味だわw
とは言っても、他のアルバムに比べればという意味で、決して悪いアルバムではありません。一つ一つの曲は地味でも、アルバムを通してきくとまとまりのある作品だと思います。
ただ、3rdや4thアルバムに収録されているような、ちょっと尖った楽曲もあったら良かったかなと個人的には感じました。
収録曲
- If I Never See Your Face Again
- Makes Me Wonder
- Little of Your Time
- Wake Up Call
- Won't Go Home Without You
- Nothing Lasts Forever
- Can't Stop
- Goodnight Goodnight
- Not Falling Apart
- Kiwi
- Better That We Break
- Back At Your Door
- Figure It Out
3rd Album『Hands All Over』(2010年)
2010年9月リリース。ビルボード200で2位を記録しました。
当初の売れ行きは伸び悩みましたが、翌2011年に「Moves Like Jagger」を追加収録した再発盤が出たことで一気にロングヒットへと転じた、逆転劇のあるアルバムです。
『Misery』
非常にポップで聴きやすい、Maroon5らしさが前面にでている楽曲だと思います。聴く人を選ばないのが、彼らの魅力ですね。
『Moves Like Jagger ft. Christina Aguilera』
サードアルバムの中で代表曲と言えばこの曲。世界的歌姫クリスティーナ・アギレラをフィーチャリングした楽曲。日本・海外ともに非常にヘビーローテーションで流れまくった曲です。2011年のビルボード年間ランキングでも9位に入る大ヒット曲です。
これまでのMaroon5に比べると、ビートが強めの楽曲でダンスミュージック臭がしますね。どちらかと言うと挑戦的な1曲だと感じました。
結果的にHot 100で1位を獲得し、全世界で1,440万枚を売り上げる、彼らのキャリア最大級のヒットになりました。アダムが審査員を務めていた米オーディション番組『ザ・ヴォイス』で披露されたことも、ヒットを一気に押し広げるきっかけになっています。
収録曲
- Misery
- Give a Little More
- Stutter
- Don't Know Nothing
- Never Gonna Leave This Bed
- I Can't Lie
- Hands All Over
- How
- Get Back In My Life
- Just a Feeling
- Runaway
- Out of Goodbyes (feat. Lady Antebellum)
- Moves Like Jagger (feat. Christina Aguilera)
- Crazy Little Thing Called Love (Acoustic Version)
4th Album『Overexposed』(2012年)
アルバム通してかなりハズレなしの1枚です。個人的にはファーストアルバムの次に好きですね。
2012年6月リリースでビルボード200で2位。バンドサウンドよりもポップス/ダンス寄りに大きく振り切った作品で、賛否はありつつも彼らを完全にメインストリームの中心へ押し上げました。
『Payphone ft. Wiz Khalifa』
2012年ビルボード年間ランキング4位にランクインした楽曲。ポップな曲調ながらWiz Khalifaのラップが良いアクセントになっています。Hot 100では最高2位を記録しました。
ミュージックビデオでは銀行強盗に襲撃される銀行の行員を演じているのですが、なぜか警察に追われる理不尽な展開に!
『One More Night』
どちらかというと軽快な曲調が多いMaroon 5ですが、この曲はビートがしっかりと強めの印象。それにしても、1stアルバムではR&Bやファンクの要素が入っていましたが、この頃になるとだいぶ曲調も違ってきますね。
レゲエ由来のリズムを取り入れたこの曲は、Hot 100で9週連続の1位という彼ら最長の首位記録を打ち立てました。
『Daylight』
なんでしょうね、この曲から溢れてくる「夢と希望」は。気になって歌詞調べたら失恋ソングだったww夢も希望もなかったww
収録曲
- One More Night
- Payphone (feat. Wiz Khalifa)
- Daylight
- Lucky Strike
- The Man Who Never Lied
- Love Somebody
- Ladykiller
- Fortune Teller
- Sad
- Tickets
- Doin' Dirt
- Beautiful Goodbye
- Moves Like Jagger (feat. Christina Aguilera)
5th Album『V』(2014年)
良くも悪くも、いつもと変わらないMaroon5がそこにいるなあと個人的には思いました。確かに、1stアルバムと比べると、変化してきたように思います。
しかし、ポップで爽やかな聴く人を選ばない、いつもの彼らの音楽です。2014年9月のリリースで、ビルボード200では1位を獲得しました。
『Maps』
出だしからサビまでの盛り上げ方がGOOD!1曲を通して曲調が色々と変化するのが良いですね。Hot 100では最高6位を記録しています。
『Animals』
食肉精製工場とストーカー、そして血だらけという狂気を感じるMV。
共演している女性はアダムの奥さん、Behati Prinslooです。
2人が交わるシーンはまさにアニマル。Hot 100では最高3位まで上昇しました。
『Sugar』
彼らの代表曲のひとつがこの『Sugar』です。ちなみに当ブログで集計している「人気洋楽のYouTube再生回数ランキングTOP50」でも上位にランクインしている楽曲です。
結婚式のサプライズでMaroon5が突然登場するミュージックビデオが印象的。しかし、ヤラセだという噂も…。まあ、深いことは気にするな!とにかく結婚式にピッタリな曲ですね。
収録曲(日本盤スペシャル・エディション)
- Maps
- Animals
- It Was Always You
- Unkiss Me
- Sugar
- Leaving California
- In Your Pocket
- New Love
- Coming Back For You
- Feelings
- My Heart Is Open (feat. Gwen Stefani)
- Shoot Love
- Sex and Candy
- Lost Stars
- This Summer
- Maps (Slaptop Remix)
- Animals (Gryffin Remix)
- Sugar (feat. Nicki Minaj) [Remix]
ベスト盤『Singles』(2015年)
こうして改めて彼らの曲を集めてみると、めっちゃヒット曲ありますね。
てかね…
ここまでの曲はベストアルバムに全部入ってます!!
2015年リリースの『Singles』は、まさにここまで紹介してきた曲がまとめて聴ける1枚。とりあえずMaroon 5を知りたいという人には、これが一番手っ取り早いです。
収録曲
- This Love
- Payphone (feat. Wiz Khalifa)
- She Will Be Loved
- One More Night
- Moves Like Jagger (feat. Christina Aguilera)
- Wake Up Call
- Misery
- Maps
- Makes Me Wonder
- Animals
- Daylight
- Sugar
- Sunday Morning
- Won't Go Home Without You
6th Album『Red Pill Blues』(2017年)
ここからはアルバム『Red Pill Blues』に収録されている楽曲。2017年11月に発売されました。
SZA、ケンドリック・ラマー、フューチャー、A$AP ロッキーと、ヒップホップ/R&B勢を大量に迎えた1枚。バンドというより「アダム・レヴィーンを中心とした音楽プロジェクト」としての色が最も強く出た作品かもしれません。ビルボード200では2位を記録しました。
『Don’t Wanna Know』
2016年発売の楽曲。ポップでゆるーい感じの曲。マルーン5らしさ全開の曲だと思います。
こちらは大ヒットを記録しているケンドリック・ラマーをフィーチャーしたバージョン。ちなみにMVは、当時大流行していたスマホゲーム『ポケモンGO』のパロディになっています。
『Don’t Wanna Know ft. Kendrick Lamar』
ケンドリック・ラマー入りのバージョンも良いですね。
『Cold ft. Future』
ラッパーのFutureをフィーチャーした楽曲。
『What Lovers Do ft. SZA』
アルバム『Ctrl』のヒットで注目のアーティスト、SZA(シザ)をフィーチャーした楽曲です。
キャッチーなメロディとベース音が心地よい一曲。なおSZAはこの後さらに大きな存在となり、2020年代を代表するR&Bシンガーになりました。
『Wait』
『Girls Like You ft. Cardi B』
Hot 100で7週連続1位、トップ10に33週とどまるという特大ヒットとなり、2018年を代表する1曲となりました。
エレン・デジェネレス、ガル・ガドット、ミリー・ボビー・ブラウンら著名人が次々と登場するミュージックビデオも話題となりました。
Cardi B(カーディ・B)のおすすめ人気曲・アルバム | SOUNDMAG
収録曲
- Best 4 U
- What Lovers Do (feat. SZA)
- Wait
- Lips on You
- Bet My Heart
- Help Me Out (with Julia Michaels)
- Who I Am (feat. LunchMoney Lewis)
- Whiskey (feat. A$AP Rocky)
- Girls Like You
- Closure
- Denim Jacket
- Visions
- Plastic Rose
- Don't Wanna Know (feat. Kendrick Lamar)
- Cold (feat. Future)
- Girls Like You (feat. Cardi B)
7th Album『Jordi』(2021年)
2021年6月11日リリース。タイトルの『Jordi』は、2017年に亡くなった彼らのマネージャー、ジョーダン・フェルドスタインの愛称です。長年バンドを支えた人物への追悼盤という位置づけになっています。
先行してヒットしていた「Memories」もこのアルバムに収録されました。参加陣はミーガン・ザ・スタリオン、H.E.R.、スティーヴィー・ニックス、そして故ジュース・ワールドと幅広く、ビルボード200では8位を記録しています。
ただし批評面は厳しく、Metacriticのスコアは48/100。ファンとしては複雑ですが、それでも収録曲には印象的なものが揃っています。
『Memories』
2019年のヒット曲です。ビルボードHot 100では最高2位を記録しました。
アダムがワンカットで歌い上げるMVが印象的です。
ビデオの最後には”For Jordi”というメッセージが出てきますが、これは2017年12月に血栓症によってなくなってしまった元マネージャー、Jordan Feldsteinのことです。のちにアルバムのタイトルそのものが彼の名前になったわけですね。
『Beautiful Mistakes ft. Megan Thee Stallion』
2021年3月にリリースされた先行シングル。ミーガン・ザ・スタリオンを迎え、Hot 100で最高13位を記録しました。空飛ぶ車とピンク色の空が広がる、幻想的なロサンゼルスを描いたMVも見どころです。
収録曲
- Beautiful Mistakes (feat. Megan Thee Stallion)
- Lost
- Echo (feat. Blackbear)
- Lovesick
- Remedy (feat. Stevie Nicks)
- Seasons
- One Light (feat. Bantu)
- Convince Me Otherwise (feat. H.E.R.)
- Nobody's Love
- Can't Leave You Alone (feat. Juice WRLD)
- Memories
- Memories (Remix) (feat. Nipsey Hussle & YG)
8th Album『Love Is Like』(2025年)
2025年8月15日リリース。『Jordi』から4年ぶり、最新のスタジオアルバムです。
全10曲・約28分とコンパクトにまとめられ、リル・ウェイン、BLACKPINKのLISA、Sexyy Redが参加。ポップ、R&B、ヒップホップを行き来する、近年の彼ららしい1枚になっています。
『Priceless ft. LISA』
2025年5月2日にリリースされたアルバムのリードシングル。BLACKPINKのLISAを迎えた1曲で、日本やアジアのファンにとっては特に嬉しい組み合わせでした。続く「All Night」(6月23日)、「California」(7月17日)と立て続けにシングルを投下し、アルバムへとつなげています。
収録曲
- Hideaway
- Love Is Like (feat. Lil Wayne)
- All Night
- Yes I Did
- Priceless (feat. LISA)
- I Like It (feat. Sexyy Red)
- Burn Burn Burn
- Jealousy Problems
- My Love
- California
来日公演|2019年の東京ドーム、そして2025年の3days
大人気バンドMaroon 5ですが、2019年2月25日に東京ドームでの来日公演も行っています。
私もチケットをGETして行ってきました。
数年前に行った来日公演よりもパフォーマンスがパワーアップしており、かなり楽しめるライブでした。
意外とアダムのギタープレーが多くて、音源とは違うMaroon 5を味わうことができました。
その後、2025年2月には「Maroon 5 Asia 2025」の一環として、2月6日・8日・9日の3日間にわたる東京ドーム公演を実施。3公演すべてがソールドアウトとなりました。日本での人気は、デビューから20年以上たった今もまったく衰えていません。
安定して良曲を出し続けるMaroon 5
Maroon 5の凄い所は、長い間安定して良曲を出し続けている点です。彼らが注目を浴びるようになったのは2003年から2004年頃。20年以上活動し、多くの楽曲を世に送り出してきましたが、ほとんどの曲がヒットしています。
彗星のように現れヒットを飛ばしたとしても、多くのアーティストが消えていきます。彼らの人気は衰えることを知りません。本国アメリカだけでなく、日本を含む世界中でファンを獲得しています。全世界での総売上は1億3,500万枚以上に達しました。
さらにライブでの演奏のクオリティも高いです。
これから聴くなら、まずは「This Love」「Sugar」「Girls Like You」の3曲から。気に入ったら1st『Songs About Jane』を通しで聴いてみてください。ヒット曲だけまとめて押さえたい人にはベスト盤『Singles』、今の彼らを知りたいなら2025年の『Love Is Like』がおすすめです。
そんな、いつも期待を裏切らない誰からも愛されるMaroon 5。今後もヒット曲を楽しみにしています!
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